偏頭痛の原因;セロトニン
日本国内の偏頭痛患者は、800万~900万人と言われています。女性に多く、日常生活にも支障が出るほどの激しい痛みを伴う慢性頭痛です。原因には諸説あるため、これだと断言することは出来ませんが、偏頭痛の症状を引き起こすメカニズムはほぼ明らかになっています。
偏頭痛を起こしている人の脳の血流を調べると、痛みが起きている側の血液量が増えていることがわかっています。そして、その時の血液には、『セロトニン』といわれる傷口から出る血液を凝固させる物質が大量に含まれています。セロトニンが何らかの原因で血管に紛れ込むと血管を収縮させた後、必要以上に血管を膨張させてしまうため、神経が引っ張られて痛みを発すると考えられています。
偏頭痛の直接的原因はまだハッキリしていませんが、痛みの症状の正体は頭の血管が過度に拡張しその周囲に炎症が起きていることだと分かっています。血管の拡張と炎症には頭の血管の周りを走っている三叉神経が深く関与している事も知られてきています。精神的、肉体的ストレスなどが原因になって三叉神経の末端から血管を拡張する物質が放出され、血管の拡張・炎症が生じて頭痛発作を引き起こすというメカニズムが原因だとする説が有力視されています。
偏頭痛が疑われる頭痛に見舞われた場合には、「頭痛日記」をつけるのがいいとされています。いつ頃、どんな症状を伴って頭痛が起きたのか?その頭痛はどれくらい続いたのか?頭のどの辺りが痛いのか?などを記録していきましょう。ほぼ定期的に繰り返されるようなら偏頭痛の可能性が高いといえます。